鹿島学園硬式野球部 OBOG会 公式サイト
<鹿島学園>
<盛岡大付> 平内(3ラン)
<鹿島学園> 薮野→大川
<盛岡大付> 渡辺
鹿島学園高校野球部は、創部以来初めて茨城県大会で優勝を果たし、第103回全国高校野球選手権大会に出場しました。この偉業は、野球部OBはもちろん、全国の鹿島学園卒業生にも大きな感動をもたらしました。
初回、2アウトから3番高久君がセンター前にヒットを放ち、続く4番大塚君がレフト線を破るツーベースヒットで、ランナーを得点圏に進めます。その後、5番平塚君がフォアボールを選び、2死満塁のチャンスを迎えましたが、6番キャプテンの甲斐君がセンターフライに倒れ、惜しくも得点にはつながりませんでした。
先発を任されたエース薮野君は、ストレートと切れ味鋭い変化球を駆使し、3回まで相手打線を1安打に抑える安定したピッチングを見せます。堅実な守りで試合は拮抗した展開が続きましたが、4回裏、2アウトを取った場面で4番と5番にヒットとフォアボールを許し、2死1、2塁のピンチを迎えました。 ここで、相手の6番平内君(盛岡大付属)に初球の直球を捉えられ、痛恨の3ランホームランをライトスタンドに運ばれ、3点を失います。
さらに、6回裏にはヒット、四球、エラーが重なり、4失点を追加されます。鹿島学園はその後も打線がつながらず、得点を奪うことができず、試合は0対7で終了しました。
試合後、鹿島学園の監督や選手たちは、相手チームが退場する際に拍手で称え、その姿が「美しき敗者」として新聞に掲載されました。このスポーツマンシップあふれる態度は、多くの観客の心を打ちました。
創部以来初めての甲子園出場という大きな舞台で、悔しい結果となりましたが、選手たちの奮闘は今後の鹿島学園野球部の歴史に深く刻まれました。これからも彼らの挑戦は続きます。